地球の自転エネルギーを、取り出してエネルギーとして有効に使えないか。。。。というアイデアは、(あくまでアイデアですが、、)以前にも詳しく書きましたが、「そんな馬鹿な、、」というご意見の方には、生卵とゆで卵を机の上で回転させる。。。という実験を例にして説明してます。
つまり、回転させたゆで卵は、全体が剛体として挙動するので勢い良く回り続けますが、生卵では、すぐに止まってしまう。。。という現象です。これは、回転エネルギーが卵の内部の流動に費やされ、この流動が、内部摩擦で熱に転化していく為です。
つまり、地球をでっかい生卵と考えると、自転のエネルギーが内部の流動に費やされているという推測が立ち、実際に、地球内部の大半を占めるマントル層は、流動する物体なので、生卵の例と同様に、エネルギーが費やされて、その結果地球の自転速度は、年々極々僅かずつだけど、遅くなっているのです。(その他の理由もあるかもしれません。月との潮汐作用とか。。。)
単に、地球上に流体が存在するだけでも、自転エネルギーが熱に変わる、、、というのは、驚きですね。
では、目の前でこの現象は、どのように展開されているのでしょうか。。。。
机の上に水槽があったとします。この水槽は、実は、地球の自転に合わせて、1日に1回転しているのです。そして、この中の水ですが、水に作用する力は、地球の引力や遠心力以外に、水自体が有する回転慣性と、それから、水が接している水槽ケースとの摩擦があります。つまり、回転しているものが、回転し続けようとする作用は、剛体では成立するものの、生卵の例の様に流動体では成立しない。水槽のケースは、剛体として一日に1回転しますが、中の水の方は、実は、剛体ではないので、同じようにほっといても一日に1回転してくれないのです。じゃーどうなるのか、、、、というと、多分ほんの僅かずつ、目では、とても認識できない速度で、渦のような流動を起こしているはずです。そして、この流動により生じる摩擦熱は、何を隠そう、地球の自転エネルギーが源、と考えることが出来るのです。(こんなに断定しても大丈夫かな。。。)
エネルギーとして取り出す、、、、という意味では、水槽で発生するごく僅かの熱も、エネルギーには違いないのですが、これは、加工しにくい最低のエネルギーのカタチです。自転のエネルギーをもっともっと、効率的に、運動(回転)エネルギーとして取り出すことを目的に、今でも時々考えを練ってます。
どうして、この問題をぶり返して書いたかと言うと、、、先日ふと思ったのですが、こんなにシンプルな形で回転エネルギーが熱エネルギーに変わるのであれば、逆に熱エネルギーを回転エネルギーに変換する何かのヒントが隠されていないか。。。。と思った次第です。もしも、熱エネルギーを回転エネルギーに変換することができれば、地球の自転をエネルギーとして使う、というよりも、桁違いに、とんでもない技術なのです。