追い詰められるほど、心の中に{その他}の余裕を求めたがるモノです。画用紙に絵を書いて、白い部分が減ってきて、あとは塗り重ねるだけ。。。という状況になると、どうにも面白くなくなり、白い画用紙を新しくつなげて、別のデッサンを一からから初めたくなるのです。
ブックボックスの量産化と、シェルポ受注分の生産をこなしながら、今時間を割いているのは、アイポッド用のケースづくり です。
このテーマのポイントは、今までの商品とはかなり違い、現在の所、発明と呼べる新規性は、全く有りません。開発の課題は、
①安価な既存部材の寄せ集めと、卓上での手加工で、デザイン的にも付加価値の高い商品を作る。
この商品に限っていえば、発明家から即席工芸家路線という感じですが、素材は、ホームセンターに売っているものの組み合わせなので、工芸家にも入れてくれないかも。。。
どうして、アイポッドケースを作りたくなったかというと、、、、自分でもよくわかんないんですが、
「アイポッドが売れるに従い、需要の減少する携行用CDケース」という、崩しようの無い現実に対して、安心して立ち向かえるから。。。という点と、商材として開花時期にある商品なので購買力に勢いがある、、、という点と、、、画一的であるアイポッドを自分流にアレンジして所持したいという欲求に対して、すでに多くのメーカーから色々なケースが発売されてるけど、大メーカーでたくさん売れているほど、自分流、自分だけ、という欲求に反するという、ジレンマを内在しているので、ミニミニファクトリーが参加できる余地が有るのでは、、、という点と、、、、仕入れ部材がホームセンターであれば、まとまった大きな出費が不要、、、という点と、、、、商品の大きさがとても小さいので、シェルポ、ジャバマル、ブックボックスの素材で狭くなった我が家でも、女房に怒鳴られなくて済む。。(と思ったけど、また別の物、作るのか!!!と呆れられた)
ちなみに、僕はまだアイポッドをじかに見たことがありません。