E段表面に壁紙を張り付ける作業を、その道のプロに委託するべく、テスト張り用の素材を用意して、ウチから電車で15分の小さな業者さんに行ってきたのだ。
ここは、ティファニーの箱や、高級和菓子の箱も作っているだけ有って、とても丁寧な仕事をされているようですが、さすがに、壁紙を張り付けたことは無いとのこと。
私がテストで注目したいのは
①壁紙の向き(巻き取り方向に対して、縦か横か)で、貼り付け後の反りがどう違うか。。。。
②乾燥の為のノウハウ
③罫線をどの段階で、どういう方法で入れるか。
④コスト
⑤作業時間と仕上がり
①、、、自分で手貼りしたときは、非常に反りが激しく、どうなることかと心配したが、さすがに業者さんでやってもらうと、壁紙の向きに関わらず、殆ど反りは問題にならなかった。これは、接着剤の種類がポイントのようで、過熱したゼリー状の糊を、自動糊付け機を使って手早く作業するから反らないみたいなのだ。ちなみに、この糊は、約2分後には、ほとんどべたつかなくなっていた。
②、、、乾燥時間中に、重ねた状態で、数分間、真っ直ぐ押しを加えることで、若干反っていたシートが、全く平らになった。この糊は、重ねた状態でも、乾燥できるという特徴ががあるようだ。
自分で行った、木工ボンドの場合、湿気が飛ばないので、重ねて乾燥は出来なかった。
③、、、まだ、ベストな方法は、決定できないけど、今日は、貼り付け後、同じ作業場にある「V曲げ機」で、罫線(折り曲げ線)をいれてもらった。
選択肢としては、貼り付け前、または、貼り付け後、この「V曲げ機」で加工する方法があるが、罫線は1本づつしか入らないので、とても手間がかかるようだ。
④、、、私の想定していた貼合の予算は1個当り15~20円という所でしたが、先方の提示した見積もりは、1個当り80円ということで、ぶっちゃけ、予想外に超超高かった。(こんなに、予想が外れたことは稀です。)やっぱり単品の手業生産の宿命か。。。? メリットとしては、多分このコストで、10個とか20個のオーダーでも直ぐに受けてくれそうだということ。1個の加工に1分もかからなかったので、時間工賃は、4800円以上。この位が、設備費、糊代も含めての最低相場とのことです(ホントカナ?)。時間4800円なら、私なら泣いて喜ぶ仕事ですが。。。
更に、上記の罫線を入れるためにV字加工まで、お願いすると、(こっちは、多分1枚あたり最低2分はかかりそう)1個当り160円位かかりそうな感じ。。
そこで、社長さんに「私がここの工場にかよいますので、V字曲げの機械を貸してもらえないでしょうか。。。。」とダメモトでお願いしてみたところ、一応快く了解していただけました。
しかし、紙の貼り付けだけで80円、、、ダイソーでは、布を張り付けた立派なルーズファイルが、金具、紙までついて、105円、、、これでは、太刀打ちできないことは、明白です。
何にしても、一番の課題は、出費の抑制ですので、自分がこなせる所は、自分で動く所存です。
⑤1日500個程度の生産能力。仕上がりは上々です。
今回の訪問で、色々と勉強になり、商品化の目処が少しづつ具体化してきました。
コストダウンの手法は、今後の課題として、まずは、ベストと思える商品をカタチにする為の課題を一つずつ、解決していかなくては。。。。