前の職場で、団地のベランダ用の鳥害防除ネットを開発していて重要な点だったのが、建物に傷をつけずに設置できること。。。という制約でした。この経験から汎用性のある着脱可能な、壁面に取り付けられる固定具ができないものか。。。という課題がずっと頭の中にあり、今年の春ごろ、一つの方法を思いつきました。
スペックとしては次のような感じです。
形状 5センチ×10センチ、厚み5ミリ程度のプレート
繰り返し使用回数 数100回以上
取り付け可能な面
普通の壁(壁紙) ◎
土壁 ○
木 ◎
コンクリート 、ガラス ×
※但し平らな面であること。。(吸盤がつくような平滑さは不要)
取り付け強度、多分 弱い接着剤並
傷跡 目では殆どわからず。
コスト、1枚300円前後??
高齢化に伴い、室内にも手すりを取り付けたい、という需要があると考えてましたが、問題は(つまり工夫の入る余地は)取り付け方です。賃貸住宅では安易にボルト止めできないからです。もともとは、このテーマに沿って、壁面取り付け具を考えていましたが、上記の方法は、手すりを固定するには安心できる強度は無さそうなので、まだまだ改良が必要です。
尚、取り付け強度と言うのは、力の加わる方向により大きく変わるので、用途にあわせた設計も
必要かもしれません。
このアイデアのヒントは、既に製品化されている、抜け難いテント固定用ペグ。と抜け難い画鋲。
それから、粗い紙やすりに軍手などがへばりつく様子を見た時でした。